11曲目『月のワーグナー』ユニコーン
~久しぶりのユニコーン~
どうも、鈴木です。
音楽に限らずですが、世間の流行とは関係無く、自分の中の流行りのサイクルってありませんか?
ファッション、食べ物、交遊関係等々。
僕は音楽においてそのサイクルがあります。
例えばロックンロール→ヒップホップ→クラシックのようにです。
1日の中で様々なジャンルの音楽を聴く事もありますが、基本的には同じジャンル、それどころか同じミュージシャンばかりを聴いてしまいます。
食事においても三角食べが苦手なので、なんか納得です。笑
そしてそのサイクルが短期的なミュージシャンもいますが、かなり長期的なケースもあります。
僕にとって、そのうちの1つがユニコーンです。
以前頻繁に聴いていたのは中学時代かもしれません。中学3年生でTHE BLUE HEARTSに出会ってからはほとんど聴かなくなっていました。
それでも何故か最近ふとしたタイミングでユニコーンの事を、特にアルバム『スプリングマン』の事を思い出しました。
中学生当時は何回も聴いていた気がします。
当時は「なんかガチャガチャしたアルバムだなぁ」と思っていました。
その気持ちは今もあまり変わっていません。
しかし、それが魅力でもあるのです。
楽曲の種類が多彩なアルバムです。
それは奥田民生さん以外のメンバーも(恐らく)全員曲を作っているからだと思います。
その中でもアルバムのラストから2曲目の「月のワーグナー」。これは名曲です。
基本的に「月」をテーマにしている曲は大体名曲ですが。笑
これは特に良いです!
曲の雰囲気としてはワーグナーというよりはドビュッシーの『月の光』に近い気がします。
あ、すみません、ワーグナーの事はほぼ知らないので、予想で話してますが、、。
賑やかな飲み会の帰り道にふと1人寂しくなった時、中々眠れない夜、そんな時に寄り添ってくれるような曲です。
「大丈夫/無理をしないで/いつものように/落ち着いてゆっくりと」
ピアノのイントロとともにこんな歌い出しで始まるのは名曲でしかないよ!笑
「これからは/色んな事が/嵐のように/押し寄せてくるらしい」
中盤にあるこの歌詞が凄く好きです。
文章だけで見ると、非常にシリアスに感じるのですが、この曲の優しくロマンチックなメロディに乗っかると、なんだか前向きなメッセージにも感じられるから不思議です。
月を眺める時の気持ちはいつも少しずつ異なります。この曲を聴く時だってきっとそうです。
誰かにこの気持ちが伝われば嬉しいな。
おやすみなさい。
https://sp.nicovideo.jp/watch/sm37786975